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原作漫画『さんかく窓の外側は夜』のネタバレ感想|凸凹バディの除霊BL

BLコミック「さんかく窓の外側は夜」ネタバレ感想

今日はヤマシタトモコ先生の「さんかく窓の外側は夜」のレビューです。

すでに完結した作品なので結末まで一気に読めますよ〜!

こんな人におすすめ
  • ホラー、サスペンスが好き
  • バディものが好き
  • BL初心者に優しいマンガが読みたい
  • ドロドロした人間関係が描かれた話が好き

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『さんかく窓の外側は夜』作品紹介

作者:ヤマシタトモコ

シリーズ:1~11巻(完結)

レーベル:クロフネコミックス

『さんかく窓の外側は夜』ジャンル

  • ブロマンス
  • ホラー
  • ミステリー、サスペンス
  • バディ
  • 凸凹カップル
  • イケメン攻め
  • 黒髪受け
  • メガネ男子
  • お仕事BL

『さんかく窓の外側は夜』カップリング

冷川理人 × 三角康介

冷川理人:除霊師、腹黒

三角康介:書店員、メガネ男子

『さんかく窓の外側は夜』おすすめ評価

評価基準星評価(5段階)
BL初心者おすすめ度★★★★★
エロ度★☆☆☆☆
あまあま★☆☆☆☆
切ない★★☆☆☆
怖い★★★★★
笑える★★★☆☆
満足度★★★★☆

『さんかく窓の外側は夜』あらすじ

書店員の三角は、昔から不気味なモノを視てしまう体質で、除霊師の冷川にその才能を見い出され、無理やりコンビを組まされてしまう。

冷川はすご腕ではあるが、情緒や生活能力に欠けており、お茶出しや「空気読み」など三角の出番は多い。

そんな中、ある殺人事件に遭遇し…。日常に潜む恐ろしくかつ不思議な現象を見つけてはズバリ解決☆

凸凹コンビの霊感エンタメ!

電子コミックサイト、コミックシーモアより

ここから先はネタバレを含みます。ご注意ください。

『さんかく窓の外側は夜』あらすじ・ネタバレ

BLの森blog

おすすめポイントをピックアップして解説します。

BL?ブロマンス?凸凹コンビの関係性に萌えが止まらない

この作品は霊を「祓える」冷川と霊が「見える」三角が”除霊”という特殊能力を使って、怪事件を解決する新感覚のミステリーBLです。

いきなり除霊シーンから始まり、三角くんの中に入って(目には見えない)霊を祓うのですが、その”除霊”という共同作業がなんとも匂わせてきます。かなり気持ちいいらしいのです。

これはもうしてますね。笑

リアルエチはありませんが、その除霊作業がまさにそれを連想させる感じです。

しかも、会ってすぐに許可なく三角くんの中に入る冷川さん、かなりドSです。笑

冷川さんはクールで空気が読めない変わり者。冷川さんの人格形成には幼少期の悲惨な環境が影響しているのですが、そんな中現れた「運命の人」それが三角くんでした。

出会ってすぐに「君は僕の運命」とか言っちゃう個性強めの冷川さん。

冷川さんはヤバい人ってのがよく分かった。笑

冷川さんが経営する「拝み屋」に、三角くんをアシスタントとしてスカウトします。

三角くんは幼少期から幽霊が見えることに悩まされ、「私といると怖くなくなります」と言われ、バイトを決意。

三角くんは冷川さんとは対照的で素直で優しい性格。まるで陰と陽で、お互い補っている感じです。

そして非浦英莉可という当て馬的な女子高生が出てくるのですが、なぜか三角くんは英莉可に惹かれます。(のちに祓える霊能力がある人に惹かれることが判明)

それに嫉妬した冷川さんは束縛の呪詛(マーキング)を三角くんの体につけてしまうのです。

タイトルと同じく、この関係も「さんかく」関係ですね。

人間の感情がないと思いきや、独占欲丸出しの攻めにキュンキュンが止まりません。

冷川さんが結構強引に”除霊”をするのですが、結局受け入れてしまう三角くん…良きです!

一番怖いのは人間という事実

冷川さんと親交のある刑事さんから未解決殺人事件の捜査協力を求められてから事件は思わぬ方へ…。

その痕跡を辿っていくと「ひうらえりかに騙された…」という死人(幽霊)からのメッセージが。さきほど紹介した女子高生がこの事件に関わっているようでした。

最初は3人とも無関係のように思えたのですが、事件を紐解いていくと、ある宗教団体と繋がっていることが判明。

その宗教団体で昔、集団自殺があり、そこで唯一生き残っていたのが冷川さんでした。

そしてその後継団体で教祖をしているのが三角くんの父親で、英莉可の父親はその団体の熱心な信者だったのです。

  • 冷川さん → 前宗教団体の初代教祖
  • 三角くんの父親 → 後継団体の2代目教祖
  • 英莉可の父親 →  後継団体の熱心な信者

冷川さんは教育も受けられず、ご飯もまともに食べさせてもらえず、親には愛されず、ずっと同じ部屋で信者の救済をさせられてきた虐待の被害者でした。

三角くんの父親は三角くんが物心つく前に蒸発して、自分の能力を恨んだ末に呪詛を使って金儲けに走ったくずで、英莉可の父親は、娘の能力を使って教祖に取り入ろうと団体に娘を売った毒親でした。

新興宗教と毒親は現代でも話題だし、闇ふか展開に…。

幽霊より何より、一番怖いのは生きている人間ということがとてもよく分かります。

そして殺人事件は教祖(=三角くんの父親)が英莉可に指示してやらせたこと、そして何か陰謀を画策していることを冷川達は知ります。

三角くんは父親と対峙することを決意し、物語は最終章へ進みます。

リアルに動いている凸凹コンビを拝める

この作品はアニメ化と映画実写化もされている人気作品です。

アニメは大筋のお話にフォーカスした作りになっていて、特にOP曲がいいです!

動画配信サイトの評価でもかなり高評価なので、まずはアニメから入るのもおすすめです。

実写映画の方は配役がドンピシャにハマってて、冷川役の岡田将生くん、三角役の志尊淳くんが本当に尊いです!

映画は素人なのであまり偉そうなことは言えないのですが、10巻の内容をぎゅっと2時間に詰め込んだ分、初見の人が理解するのは難しいかなと正直感じました。

ですが、邦画にしてはセリフで全てを説明しようとせず、撮り方や空気感で伝えようとする姿勢に感動しました。

特に冷川さんと三角くんの除霊シーンで目のどアップが映るのですが、霊視しているのが一発でわかるし、とてもアーティスティックで映画の雰囲気とマッチしています。

何より二人のビジュアルが素晴らしいので、それを見るだけでも価値があります。

すでに上映は終了していますが、動画配信サービスではアニメも映画も配信しているので、気になった方は視聴することをおすすめします!

『さんかく窓の外側は夜』感想

最初は痛快除霊BLかと思いきや、途中から不穏な流れになり、結末が気になって仕方ない作品でした。

濃厚な表現はないのでBL初心者でも楽しめますし、凸凹コンビのやり取りにムフフ…と想像を膨らませるのがこのマンガの楽しみ方だと思います。笑

私は執着攻め大好物なのですが、強引に”除霊”したり、”束縛”したりと、感情がなかった冷川さんが人間らしいことをする過程にキュンときました。(三角くんには申し訳ない)

ブロマンスとしても物語としても楽しめる作品でした〜。

まとめ

凸凹バディが織りなす除霊BL、今までにない新鮮な設定でしたね!

さんかく窓の外側は夜」は完結済みなので一気に読めちゃいますよ。

電子コミックでも読めますので、気になった方はぜひ試し読みしてください。

最後に、BL好きの方にオススメ記事を3つ厳選しました!