一ノ瀬ゆま先生の 「神様なんか信じない僕らのエデン」シーズン2がついに始まりました!かみエデシリーズ、単行本3巻目のレビューです。
コミック表紙から香りたつ西央くんの妖艶さに眩暈がします……。まさに人類の母・イヴのような強烈な引力を持っている西央くんに全人類がひれ伏しました!
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「神様なんか信じない僕らのエデン2」原作情報
著者 | 一ノ瀬ゆま |
レーベル | ビーボーイコミックスDX |
出版社 | リブレ |
シリーズ | 3巻目 |
簡単なあらすじ
季節は巡り、春。西央と喬はもうすぐ高校三年生になる。体育倉庫で過ごした七日間が嘘だったかのように、穏やかに秘密の恋人関係を育む二人だったが、二度目の発情は音もなく忍び寄っていて――。勉強合宿という閉ざされた逃げ場のない空間で、二人の逃避行が再び始まる!
人類初のαとΩを描く、オメガバース創世記
セカンドヒート編・開幕!
コミックシーモアより
おすすめ評価
評価基準 | 星評価(5段階) |
---|---|
BL初心者おすすめ | ★☆☆☆☆ |
エロ・濃厚度 | ★★★☆☆ |
せつない | ★★★★☆ |
キュン | ★★★★☆ |
あまあま | ★★★★☆ |
満足度 | ★★★★☆ |
ジャンル
ここから先はネタバレを含みます。お気をつけください。
「神様なんか信じない僕らのエデン2」ネタバレあらすじ
各エピソードのあらすじを解説します。ネタバレを含むので、お気をつけください。
普通の日常にもどった喬と西央は……?
最初の「ヒート(発情期)」が終わってから数ヶ月後、喬と西央の生活は普通に戻っていました。
これまで空気のような存在だった喬ですが、いまや林先生のごとく、わからないところを教えてほしいと特進クラスの生徒から引っ張りだこです。
そんな喬を誇らしげに思う西央は、喬の家で一緒に勉強することに。恋人になれて嬉しい気持ちでいっぱいな二人ですが、あれ以来、えちはしていなくて……?
喬の独占欲が滲み出てるのがグッドです!求められたい西央もオメガの性か、それに嬉しそうにする顔が妖艶ですばらしいです!
春の学力強化合宿にふたりは参加して……?
合宿でも、いつものように喬は大勢の生徒を前に講義しています。そのなかに、喬のスーパーキャッチを目撃した普通科の男子生徒もいて、仲良さげな雰囲気にムッとする西央。
西央も普通科の女子と雑談をしていると、喬に呼び止められ、連れ出されてしまいます。アルファの性か、ちょっかいを出して欲しくない喬はトイレで何もいわずにキスをして……?
ちょっかいを出されるのが嫌な喬。お風呂でもずっと西央に小言を言っているのが可愛かった♡喬にのっかる西央がえちすぎます!
合宿所で西央が2回目の「ヒート」を起こして……?
間が悪いことに、西央が2回目の「ヒート」を起こし、廊下で倒れているところを心の声で察知した喬。医者の父親に口裏を合わせてもらい、喬の家でヒート期間中かくまう作戦を遂行することにします。
西央を布団まで運びますが、西央が妖艶に悶えるので、他の男子も少し照れている様子。みんな親切心で心配しているのはわかっているけど、西央に触って欲しくない喬は先生にまで命令してしまいます……。
意識が朦朧とするなか、西央のとろ顔の「……しよ?」に悶絶しました!国宝級のエロさです♡
喬のアルファの能力が開花して……?
喬の父親が到着し、西央を運びだすことに。ここでも喬のアルファの能力が覚醒し、まさかの仰臥位からの横抱きを軽々とやってのけます。笑
そして、父親になんて説明しようか考え事をしながら階段を降りていたところ、足を踏み外してしまいます!
またもや喬の衝撃能力を目撃してしまったモブ男くん。肝心なところはやはり見てませんでした(笑)。次巻はあまあま展開が予想されるので楽しみです!
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「神様なんか信じない僕らのエデン2」感想
オメガバースのおすすめ本としてかならず出てくる本作。突如、人類にバース性が現れたオメガバース創世記のおはなしで、本作ではじめてオメガバに触れた私は衝撃を受けた覚えがあります。
その続編が発売されたということで購入しましたが……やっぱり最高でした!傑作の続編はやっぱり最高です!
新たなアダムとイブのバース人類が現代で起こり、最初のα・Ωとして繊細かつリアルに変化していく彼らの、心も結ばれるまでの7日間が描かれた前作は、神話となりました……。
そして、その続編はセカンド・ヒート編ということで、人類初α・Ωに2回目のヒートが起こり、この苦難をどう乗り越えようとするのか、ふたりだけの逃避行がふたたびはじまります。
勉強はできるけど影の薄かった喬くんは、αとしての頭角を現し、クラスでも林先生ばりの人気講師になるほど、神童として誰からも必要とされています。
一方、西央くんはますます色っぽさが増して、喬くんに求められたいという要求が強くなっています。絵もパワーアップして、西央くんの美しさが際立ち、ストーリーの奥行きも増しています。
そして、前回、喬くんのスーパーキャッチ現場に居合わせたモブ男くんも再登場し、ことごとく喬くんのアルファの才能が覚醒する瞬間を目撃するのが笑えます。
完全にファンタジーなんですけど、生物の進化として、バース性が出現する世の中になってもおかしくないと思わせるのがいいです。
理性で考える世の中になってますし、パンデミックもあったし、そういう進化が起こってもおかしくない。
そして、これは本能なのか理性なのか、まだまだ未熟な高校生たちのゆれうごく感情のなかで、考えついた答えに、わたしたちは感動させられるんだと思います。
2回目のヒートは合宿所という閉鎖空間のなかで起こりますが、このあとどんな展開が待ちうけるのか目が離せません!
R-18のBL作品も充実!
カップリング・登場人物
神様なんか信じない僕らのエデン 2【電子限定かきおろし付】(Renta!)
喬織人(高校生、人類初α) × 西央凛々斗(高校生、人類初Ω)
喬織人(たかい しきと)
人類初のアルファ。進学校に通う高校生。家族構成は、父、母、弟の4人家族。父親が医者をしており、家政婦もいるような裕福な家庭。
喬は宇宙から動物のことまで、ありとあらゆることに興味をもち、一度覚えたことは忘れない天才。それゆえ小学生の頃はいじめられ、それ以降目立たないよう「穏便」に過ごすことを心がけるようになる。
ある時、西央に「ヒート(発情期)」が来たことにより、アルファの本能が目覚める。これまでの知識を総動員し、自分たちは「進化した人類」であり、いずれ多数派になる未来を予想する。
西央凛々斗(にしお りりと)
人類初のオメガ。喬と同じ特進クラスの同級生。家族構成は、血のつながらない父、母の3人家族。母の再婚相手である父親はとてもいい人だが、西央は気を遣っている様子。
才色兼備で、クラスの人気者。地味で目立たない喬とは接点がないかと思われた矢先、ヒートを迎え、抗いがたい本能に飲み込まれることになる。
そんなに好きでもない女の子と付き合ってしまうほどの寂しがり屋。本能か、元来の性質か、求められるのが好き。
まとめ
人類初のアルファとオメガが誕生したその後を描いた「神様なんか信じない僕らのエデン2」では、合宿所という閉ざされた空間のなかで、まさかの2回目の「ヒート」がやってきてしまいました……。
喬は、アルファ性が出現してから西央への独占欲がつよくなり、人の前に立つ風格がただよいはじめました。
一方、西央もヒートにより喬に愛されることを知ってから、元の体には戻れないことを自覚し、もっと喬に求められたい欲がでています。
おたがいお似合いのカップルで、この後の展開から目が離せません!
最後に、BL漫画が好きな方にオススメ記事を3つ厳選しました!