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ひだまりが聴こえるーリミットー全3巻のネタバレ感想【泣けるボーイズラブ漫画】

原作「ひだまりが聴こえるーリミットー」ネタバレ感想

文乃ゆき先生の大人気シリーズ「ひだまりが聴こえるーリミットー」シリーズ(全3巻)のネタバレを含むレビューです!

新しい登場人物も加わり、またひとつ深みを増した展開に涙です。ただのボーイズラブではなく、静かな感動を与えてくれる素晴らしい作品です。

こんな人におすすめな作品
  • ボーイズラブの扉を開きたい方
  • ストーリー重視の深い感動があじわえる作品が読みたい
  • 天然わんこ受けがイケメン執着攻めに溺愛されるのが好き

前作「ひだまりが聴こえる」「ひだまりが聴こえるー幸福論ー」は2024年のTVドラマ化が決定しました!おめでとうございます!!

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原作情報

著者文乃ゆき
レーベルCannaコミックス
出版社プランタン出版
シリーズリミット(全3巻完結)※
※続編あり
前回までのあらすじ

難聴のせいで周囲と距離を置くようになってしまった大学生の航平は、明るい性格の同級生・太一と出会い、少しずつ前向きに変わっていく。そして、いつしか太一に友達以上の感情を抱くようになった航平は、その想いを伝え、晴れて太一と恋人同士になるがーー?

原作を未読の方は、「ひだまりが聴こえる-幸福論-」までは「コミックシーモア読み放題フル」で読めるみたいなので、初めての方は7日間の無料期間を利用してお得に楽しみましょう!(2024年6月27日時点)

前作の感想はこちらで紹介しています。【ネタバレ注意】

おすすめ評価

評価基準星評価(5段階)
BL初心者おすすめ★★★★★
エロ・濃厚度★☆☆☆☆
キュン★★★★☆
せつない★★★★★
感動★★★★★
満足度★★★★★

ジャンル

  • 同級生
  • 大学生
  • 青春
  • イケメン攻め
  • 黒髪受け
  • わんこ受け
  • ハートフル
  • 切ない

ボーイズラブ初心者向けのピュアラブ漫画も紹介しています。

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ここから先はネタバレを含みます。お気をつけください。

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「ひだまりが聴こえるリミット」あらすじ・ネタバレ

BLの森blog

ここから先はネタバレを含むのでお気をつけください!

1巻のあらすじ・ネタバレ

航平と太一は旅行の予定を立てるも、運悪く太一の仕事がかぶってしまいキャンセルに。太一は請負先企業の社員教育合宿に参加しますが、その様子が社内ブログで掲載されているのを見た航平は、千葉と太一の距離感にモヤモヤを抱えることに……。

そして、マヤに連れられ参加したデフフットサルで、航平はリュウという耳の聞こえない少年と出会います。主治医から勧められた人工内耳のパンフレットを見たリュウは、「耳なんて聞こえなくていい」と破り捨ててしまいます……。

一方、太一はおじいさんが入院することになり病院に。親が離婚した時、引き取ってくれたのがおじいさんで、それ以降二人で暮らしてきたことを話します。このまま一人にしたくないと思った航平は、太一を家に泊めることになり……?

ばんび

航平のヤキモチが可愛い!それに気づいていない太一は相変わらずです。まさかの積極的な太一に、航平が前のめりになるのが可愛かった///

2巻のあらすじ・ネタバレ

リュウは航平の恋人が健聴者だと知ると、相手は航平の世話をずっとしつづけないといけないから、すぐに別れることになると言い航平の心をかき乱します。

その帰り、ばったり太一と千葉と天童に会ったふたりは一緒に夕食を取ることに。その席で、リュウが千葉の弟であることが判明します。

帰りの電車を待つ間、太一が航平のために「sign」に入社したと知り、航平は自分のせいで太一の人生を犠牲にしていると感じ、リュウに言われた言葉が脳裏をよぎります……。

そんな中、航平と太一はリュウがリリースした新作ゲーム発表会に参加します。参加者全員、難聴者か聾者ろうしゃで、その中でも太一は物おじせず色んな人に話しけかます。しかし、ある男子が太一をバカにして手話で会話しているのを航平が見てしまい……?

ばんび

航平のヤキモチがついに爆発。航平は静かにキレるので、毎回太一が振り回されるのが少し可哀想…。

3巻のあらすじ・ネタバレ

リュウに手話を教えたのは兄で、リュウは優しい兄のことが大好きでした。しかし、兄がリュウの障害が原因で彼女と別れた時、何もなかったようにリュウに接してきたことで、これまでリュウには知らせずに犠牲にしてきた兄の人生があったことを悟ります。

そして、兄が別の会社の内定を蹴って、「signサイン」への入社を決めたことが決定打となり、リュウは兄と距離を取り始めます……。

一方、航平はたまたま病院で太一のおじいさんと出会い、家に招待されたのでついて行くことに。おじいさんと話す中で、航平は自分の不甲斐なさに泣いてしまい…!?

ばんび

リュウと千葉さんのブラコン具合が最高!!仲が悪いようで実は想いあっていたというのも萌えます。そして、航平の執着度合いが上がってる!!萌えと感動がこんなに味わえるなんて……名作ボーイズラブです!

「ひだまりが聴こえるリミット」ネタバレ感想

BLの森blog

前回も最高でしたが、ストーリーがさらに厚みが増して、最高を更新しました!そして、めっちゃ泣かされました。それぐらい感動したし、素晴らしい作品です。

文乃ゆき先生のお話の組み立て方や、キャラの背景や心情がとても繊細で、先生の伝えたいことが心に響きます。

航平と太一は恋人になってから特に変化はないものの、大学生の航平と社会人の太一では生活リズムが違うしすれ違うのかな〜と思いきや、そこではなく、また同じ過ちを繰り返すのが航平らしいなと感じました。笑

航平は物分かりがよすぎるところがあるので、自分のために太一が人生を犠牲にしている罪悪感がずっとあり、自分は太一の側にいないほうがいいという結論になるんでしょうが、これは航平の悪い癖がでましたね。

”聞こえる”ことと”聴こえる”ことは違いますから。これだと航平は自分の頭の中でひとり考えまくって、太一の本当の声は”聴いて”ない状態です。結局、耳が聞こえても相手を本当に理解できるかはまた別問題ということなんですよね。

航平は前回と同じく今回も同じてつを踏んでます(笑)太一の声だけ航平に届くのは太一の声がただ単に大きいだけじゃなくて、航平を障がい者ではなくひとりの人間として扱って相手を理解しようと会話しているからなんですよね。

だからこそ、航平もその努力をしないといけないですよね〜。最後に「自分に必要なのは人工内耳じゃなくて、コミュニケーションだ」って気づいて、嬉しく思います。成長しましたね!

これからは自分の頭の中で解決するんじゃなくて、太一と話し合って理解しあうことを覚えてほしいかな。

次に、千葉さんの弟がリュウだったことが判明。リュウは兄を避けているし、ふたりにはなにか深い溝ができる原因があったのかと思いきや、どっちも相手を思いやっての行動だったようで、兄弟好きの私としては胸熱展開でした。笑

自分がいることで兄は自分の人生を生きられないと悟ったリュウが、あえて兄を遠ざけていました。それがリュウの兄への愛だったんですね。千葉さんが世話を焼く姿にまわりからは過保護と思われていても、リュウは幸せだったとにキュンときました♡

最後に千葉さんが「俺の弟になってくれてありがとうな」に涙腺崩壊しました。リュウも兄に見えないように泣いてるのがまた胸にきます……こんな尊い兄弟ありますか!!?

リュウも頑なに健聴者を排除していたのに、太一や航平、兄との会話を通して考えが変わったようで、態度を軟化させたことに成長を感じましたね。感動しました。

そして、千葉さんに航平がヤキモチ妬くのが可愛い!千葉さん的にはリュウに構う感じで太一に接しているんでしょうが、航平はそれが嫌な様子。笑

航平は、太一が天然の人たらしであることを理解してるから、変な虫がつかないように警戒してるのが可愛い!お酒もあまり飲ませようとしないし、航平が太一を大切にしてるのがわかります♡

一方、千葉さんは根っからの世話焼きタイプで、リュウや太一みたいな危なっかしい子に構いたくて仕方ないんでしょうね。これはこれで萌えるんですよね〜♡

そして、航平も根が守ってあげたい攻めだから、本当は難聴じゃなかったら、太一のこと全力で僕が守ります!!って言いたいんだろうな。でも、それができない不甲斐なさと葛藤してるんでしょうね。それも含めて可愛いけど。

あと、脇役の人たちの活かし方が絶妙で素晴らしい!太一のおじいさんや社長の犀さん、天童さんがハッとする気づきをくれるので、こちらも泣いてしまいます。

マヤとヤスの恋路も、違う世界に住む者同士の心の葛藤がリアルで、今後の展開がどうなるのか気になります。軽薄なヨコと違って、ヤスは誠実でいい子なんで恋が実ってほしいな〜。

ボーイズラブとしても萌えが詰まっているし、お話としても大変素晴らしく深い気づきを与えてくれます。本当に文乃先生の描く力に感動しました!

ひだまりが聴こえるリミット」シリーズは電子で配信中です。巻数が多いですが、クーポンを使えばお得に読めますよ。

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「ひだまりが聴こえるリミット」登場人物

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▼カップリング

杉原航平(大学生、難聴) × 佐川太一(社会人、明るい)

杉原航平(すぎはら こうへい)

難聴の大学生。中学生の時、高熱を出したあと難聴になる。それから心を閉ざしがちになるが、底抜けに明るい太一との出会いで人生が変わる。

あまり感情を表現するのが得意ではなく、控えめな性格。しかし、太一のことになると別で、口には出さないがとても嫉妬深い。

誰にも話さず一人考え込む癖があり、相手のためを思ってフェードアウトしようとする悪い癖がある。

佐川太一(さがわ たいち)

手話サービスなどを提供する会社signサイン」で働く社会人

大学在学中、航平のノートテイカーをすることがきっかけで手話に興味をもつ。心のおもむくままに突き進む性格で、会社代表のさいさんから一緒に働かないかと誘われ、大学は中退しそのまま入社する。

両親は離婚しており、お祖父さんとふたりで暮らしている。他人の心の変化にめざとく、自分の感情にはうとい。

▼航平・太一の友達

桜上マヤ(おうかみ まや)

難聴で、共通の知人を介して航平と知り合う。航平のことが好きで、適当なノートテイクをする太一を目の敵にしていたが、航平は太一ひと筋なのが一目瞭然なので陰ながら応援することに。

ヤスからの好意には気づいていない。

千葉リュウ(ちば りゅう)

聾者ろうしゃ。ゲームアプリ会社を起業。航平とはデフフットサルで知り合う。

太一の会社の先輩・千葉とは異父兄弟で、手話は兄から教わる。自分なりの信念を持っていて、太一とはウマが合わない様子。

横山(よこやま)

通称・ヨコ。高校時代からの太一の友人で、大学も同じだった。女の子が大好きで、コンパばかり参加している。

安田(やすだ)

通称・ヤス。高校時代からの太一の友人で、映画研究サークルに所属している。勧誘活動ではよく太一をかりだしていた。

マヤのことが好きで、難聴の世界を理解しようと頑張っている。いいやつ。

▼太一の会社の同僚

犀(さい)

signサイン」の代表取締役でマヤの伯父。過去に聾者ろうしゃの恋人がおり、それがきっかけで「signサイン」を設立する。

千葉祐一(ちば ゆういち)

太一の教育係。強面で言い方がきついが、根はやさしい。正義感がつよく、ひとりで突っ走る癖がある。耳の聞こえない弟・リュウがおり、かなりのブラコン。過保護すぎて、リュウから避けられている。

また、太一のことを可愛がっていて、それが航平は気に入らない様子。嫉妬がものすごい。本人はまったくそれに気づいていない。

天童(てんどう)

太一の同僚で、趣味は人間観察。腹の底が読めないところがあるが、なんでもソツなくこなすオールラウンダー。

副業でB級ホラーやソシャゲの音楽を制作しており、そちらだけでも食べていけるらしいが、本人は何事もほどほどでするのが性に合っているらしい。

続編「ひだまりが聴こえるー春夏秋冬ー」の感想はこちらで紹介しています。【ネタバレ注意】

BL漫画「ひだまりが聴こえるー春夏秋冬ー」ネタバレ感想

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まとめ

無事、航平と太一は恋人同士になりましたが、太一が社会人になったことで航平に新しいモヤモヤの種が……。

それは太一の勤め先の同僚・千葉さんの存在。仕事の先輩として太一を指導してくれる手前、そのことを太一に言えず胸に抱えつづける航平。

そして、新キャラで千葉さんの弟・リュウも登場し、障がい者と健聴者の恋愛はうまくいかないと航平の心をかき乱します。

また、太一が自分のために大学を辞めて「sign」に入社したと勘違いしたことで、ますます航平は太一のために離れた方がいいと考えはじめます。

一方、太一は何も話してくれない航平に違和感を感じるも、なにもできないことに苛立ちを感じます。

ふたりの恋路のほか、千葉さんとリュウの固い兄弟の絆にも涙します。とても素晴らしい作品なので、まだ読んでない方はぜひ。

ひだまりが聴こえる」リミットシリーズは電子で配信中です。

最後に、BL漫画が好きな方にオススメ記事を3つ厳選しました!