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アニメ映画「海辺のエトランゼ」評価や感想【声優や配信サイト情報も】

アニメ映画「海辺のエトランゼ」ネタバレ感想【声優や原作、配信サイト情報も】

※当サイトは各記事にプロモーションが含まれています。

2020年に劇場公開されたアニメ『海辺のエトランゼ』のレビューです。

紀伊カンナ先生原作の大人気BLコミック『海辺のエトランゼ』がアニメ化されまして、現在は動画配信サービスで見放題配信中です。

BL入門に相応しいピュアで可愛らしいボーイズラブですよ〜!

こんな人におすすめ
  • BLに興味があるけどまだ手をつけていない
  • ピュアなボーイズラブが見たい

コスパ重視のアニメ好きは必見!

本ページの情報は2023年8月時点のものです。最新の配信状況は各公式サイトにてご確認ください

アニメ映画「海辺のエトランゼ」予告編・キャスト・配信サイト

物語

小説家の卵の橋本駿と海辺に物憂げに佇む少年、知花実央。

静かにくり返す波の音。満天の星空。ゆったりと流れていく時間。

訪れたものすべてを包み込む沖縄の離島で、純粋で、あたたかく、でも不器用なふたりの恋が育まれる。

キャスト

放映年2020年
監督・脚本・コンテ大橋明代
総作画監督渡辺真由美
キャラクターデザイン・監修紀伊カンナ
原作情報紀伊カンナ 「海辺のエトランゼ
(祥伝社on BLUE comics)
主題歌「ゾッコン」 MONO NO AWARE
(SPACE SHOWER MUSIC)
声優キャスト橋本 駿:村田太志
知花実央:松岡禎丞
桜子:嶋村 侑
絵理:伊藤かな恵
鈴:仲谷明香
おばちゃん:佐藤はな
アニメ制作会社スタジオ雲雀
スクロールできます。

アニメ映画「海辺のエトランゼ」は、以下の動画配信サービスで配信しています。

アニメ映画『海辺のエトランゼ』おすすめ評価

評価基準星評価(5段階)
BL初心者おすすめ★★★★★
エロ・濃厚度★☆☆☆☆
あまあま★★★☆☆
せつない★★★★☆
ほのぼの★★★★☆
満足度★★★☆☆

アニメ映画『海辺のエトランゼ』ジャンル

  • ヒューマン、ハートフル
  • 年下攻め
  • 執着攻め
  • わんこ攻め
  • 年上受け
  • ゲイ受け
  • ピュア
  • 切ない
  • あまあま
  • ほのぼの

ここから先はネタバレを含みます。お気をつけください。

アニメ映画『海辺のエトランゼ』あらすじ・ネタバレ

BLの森blog

ここからは物語にそっておすすめポイントを解説します。ネタバレを含むのでお気をつけください!

タイトル「エトランゼ」の意味

エトランゼって何語?どんな意味?と思い調べました。

エトランゼ【(フランス)étranger】

読み方:えとらんぜ

《「エトランジェ」とも》見知らぬ人。外国からの旅行者。異邦人。

Weblio国語辞典より

フランス語なんですね!意味は外国人とか見知らぬ人という意味。

それを踏まえてアニメを見ると、この物語のコンセプトや伝えたいことが理解できます。

あとあと分かりますが、エトランゼはふたりを表しているんでしょうね。

浜辺のベンチに腰かける物憂げな高校生

駿は生業の小説を書きながら、離島の民宿で暮らしています。

同じ民宿にはレズビアンのカップルも一緒に生活しており、ゲイの駿も自分を偽ることなく生活していて楽しそうです。

そんな中、元気のない高校生・実央のことが気になり、普通を装って声をかけるも、無視されたり、挙句の果てには「気持ち悪い」と拒絶されます。

駿が売れ残りのパンを渡す時、実央は街頭のライトの影になっていて、ふたりの心情を表してますね。細かい!

さすがに言いすぎたと反省した実央は、民宿に訪れ、駿に謝罪します。

同居人のアシストもあり、釣りをしたり、一緒にご飯を食べたりし、駿の優しさに触れるうちに次第に惹かれるようになります

実央はもともと根が明るく、いい子なので、元気な姿が本来の姿なんですよね!

本島に引っ越すことに

保護者がいなくなった実央は、親戚のいる沖縄本島に預けられることになります。

駿の気持ちを受け取った実央は、着いたら連絡するねと駿に告げ、島を離れます。

3年後、二十歳になった実央は、駿がいる離島に戻ってきます。

ふたりとも恋人も作らずにすごいですよね!ピュアっピュア♡

離れている間もずっと駿のことを考えていた実央は、自分も駿のことが好きだと納得し、駿のもとに戻ってきたのでした。

それに戸惑いを隠せない駿。昔の苦い記憶が蘇ります。

駿の過去

学生時代の駿は、同級生から女っぽいなどと揶揄されることもあり、好きな相手がいても想いを伝えられず、苦しい思いをしていました。

好きになる相手は同性の友達で、想いを告げたらこの関係が壊れると思うと言い出せません。

しかも、好きな子が実央そっくりなんです!複雑な気持ちになりましたね。実央は絶対に知らない方がいい。

そして、幼なじみの桜子は駿が女性を好きになれないと知っている唯一の人物で、それに納得した上で駿と婚約します。

しかし、駿は自分を隠して生きることが限界になり、両親にカミングアウトして婚約を破棄し、逃げるように離島に来たのでした。

同性を好きになることで訪れる困難や辛さを考えると、異性を好きになることができた実央を引きずりこむようで、駿はなかなか前向きになることができません。

駿の気持ちも理解できるけど、好き好き言ってくれる実央が可哀想で切ない…。

実央の気持ちを受け取る駿

実央は離れている間、ゲイバーのママさんと話したり、真剣に駿の気持ちに向き合っていたことがわかります。

そして、本島に行った時、電話で実央の気持ちを聞いた駿は覚悟を決めます。

その後のホテルのシーンが可愛くてキュンキュンしちゃいました♡

関係を進めたい実央がせがむのが可愛くて可愛くて!

結局、二徹明けの駿は寝落ちしちゃうのですが、「もうっ!」とベッドの上で地団駄を踏む実央が可愛くてにやけちゃいました。笑

駿の幼なじみ・桜子が登場

そんな中、桜子が突然ふたりの前に訪れ、駿の父親の病状が良くないから家に帰ってきて欲しいと言いにきました。

駿は実央もいるし、実家には帰らないと桜子を冷たくあしらいます。

元婚約者の存在に驚きを隠せない実央。

何かと実央にマウントを取る桜子ですが、実央は桜子の本心を聞いて、駿に実家に帰るよう促します。

亡くなってからでは遅いことを実央が一番知っていますしね。

離れたくないけど、駿にはそんな思いをしてほしくない。実央の精一杯の愛情が伝わります。

実家に帰る決意をする駿

桜子を見送るため、フェリー乗り場にきた3人。

フェリー船名「ざまみろ」の芸の細かさに笑っちゃいました!

そして、桜子との一件で実央が拗ねてしまい、不安にさせてしまった反省に駿は覚悟を決め、ここで初えちを迎えます♡

まさか駿が受けだったとは!

こういう意外なとこに萌えますね〜♡

あたふたしてる実央もまた可愛い♡

実央の説得もあり、実家に帰ることを決意した駿は「一緒にきて欲しい」とお願いし、実央は満面の笑みで承諾します。

そして、亡くなった両親のお墓に報告するシーンがまたいいんですよ。

実央の麦わら帽子が風で飛ばされて、駿がそれをキャッチするのが、天国にいる両親がふたりの門出を祝福しているように思えて( ; ; )

こんなにピュアで可愛いふたり、なかなかいません!

本当に心が洗われるような気持ちになりました!

アニメ映画『海辺のエトランゼ』感想

舞台が沖縄なので、私も南国でこんな生活したいな〜と思わせるくらい、海や自然の描写が綺麗です。

エトランゼシリーズが大好きで、原作は最新刊まで読んでます♡

ただ、1時間という短さなので少し拙速感が拭えず、アニオリで実央の心情やふたりの関係変化を深く掘り下げても良かったんじゃないかなと思いました。

でも原作通りなので、仕方ないかもですね…。

紀伊カンナ先生はもともとアニメ畑の出身だそうで、たしかにキャラデザとかアニメ向きだなと思いました。アニメで動いている方が合ってる感じがします!

制作会社はBlue Lynxというボーイズラブ専門のアニメ制作会社で、大人気音楽BL『ギヴン』もこちらが手掛けています!

キャラの表情が本当に豊かで、心理描写をあえて表情じゃなくて、場面を切り取って伝えたりと、芸が細かいなと感じました。丁寧な仕事ぶりが伝わります。

声優さんたちも素晴らしく、エトランゼの世界観のまま、実央と駿が本当に生きている感じがしました。

エトランゼ(見知らぬ者)同士のふたりがめでたく結ばれ、前に進む姿にとても励まされました!

続編『春風のエトランゼ』のアニメ化も期待したいです!

アニメ映画『海辺のエトランゼ』カップリング

知花実央(親を亡くした高校生) × 橋本駿(沖縄の離島に移住した若手小説家)

知花実央

高校生。母親を亡くし、親戚の家に預けられることになり、沖縄本島に行くことになる。

母親を亡くしたことで同情されることにうんざりし、駿に声をかけられた時は辛く当たってしまった。

しかし、駿の優しさに触れていくうちに元気を取り戻す。

橋本駿

小説家の卵。あることがきっかけで実家を飛び出し、離島の民宿に身を寄せることに。

物憂げな様子の実央のことが心配で、声をかけ続けていた。

過去に辛いことがあり、実央との関係もなかなか前向きになれない臆病な性格。

まとめ

沖縄の海みたいに心が洗われるようなピュアなボーイズラブでしたね♡

また、駿の実家に帰ったあとのふたりが気になりますね!

アニメ映画「海辺のエトランゼ」は、以下の動画配信サービスで配信しています。

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ばんび
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