みか先生の「君には届かない」単行本5巻の感想です!
今回はミコトの回になりました。ミコトにも“君には届かない”想いがあったようです…。
そして、ヤマトとカケルにもすこし進展が見られましたね♡
- BL初心者orピュアなボーイズラブが好み
- 幼なじみの片想いに萌える
- 受け以外には塩対応のイケメン攻めと、可愛いわんこ受けのカプに萌える
前回の記事はこちら!
マンガ好きにオススメ!「ブックライブ」
おすすめ評価
評価基準 | 星評価(5段階) |
---|---|
BL初心者おすすめ | ★★★★★ |
エロ・濃厚度 | ★☆☆☆☆ |
せつない | ★★★★☆ |
ピュア | ★★★★★ |
キュン | ★★★★★ |
満足度 | ★★★★☆ |
ジャンル
- 幼なじみ
- 同級生
- 高校生、DK、青春
- 10代
- ショタ(小学生時代のふりかえり)
- イケメン攻め
- 黒髪攻め
- 天然受け
- わんこ受け
- ピュア
- 切ない
- あまあま
- ほのぼの
ピュアラブなボーイズラブ作品の紹介もしています。
基本情報
著者 | みか |
レーベル | ジーンピクシブシリーズ |
出版社 | KADOKAWA |
体調不良により、修学旅行中の記憶があいまいになったヤマト。
しかし、保坂のおかげで記憶を取り戻し、改めてカケルに告白します。
真剣なヤマトの気持ちに向き合おうと決心したカケルですが、今まで以上に意識するようになりーー?
ここからネタバレを含みます。お気をつけください。
「君には届かない5」あらすじ・ネタバレ
ここから先はネタバレを含みます。お気をつけください。
ミコトには人に言えない想いを抱えていて……?
ミコトは、クラスメイトの「報われない恋」のドラマのはなしを聞きながら、なにか物思いに耽っている様子。
そして、電車で帰宅途中、ヤマトからもらったヘアゴムの飾りをどこかに落としてしまいます。そこに、たまたま保坂が通りかかり飾りを見つけますが、それを選んだのは自分だと言い、ミコトはすごく落ち込んでしまいます……。
まさかの衝撃告白にびっくりしました!もしかして…とは思っていましたが、やっぱり兄にラブだったんですね。やっぱり兄弟なのか「君には届かない」恋が好きなんですかね。兄はそろそろ届きそうですが。笑
ヤマトをどう思っているのか、真剣に考えはじめたカケルは……?
もうすぐクリスマスが近づき、クラスでXmasパーティーをやることに。カケルは予定がないものの、もしかしてヤマトと一緒に過ごすかもしれないと気を回し、クリパは不参加にします。
それを第三者から聞いたヤマトは、もう予定が入っていると勘違いし、クリスマスデートに誘えずに放課後を迎えてしまいます。カケルはやっぱり自意識過剰だったと後悔し、そこで誘われるのを待つ自分がいることに気づきます……。
カケルが成長していますね。やっとヤマトへの気持ちを自覚しはじめたようです。そして、ヤマトの嬉しそうな顔が可愛くて尊すぎです。アオハル全開で萌えがとまらん。
クリスマス当日、カケルはやらかしてしまい……?
昨晩は一睡もできなかったカケル。当日、姉にヤマトと自分を比較されたカケルは、街中でのヒソヒソ声に敏感になります。自信を無くしているカケルは、プライベートのヤマトがいつも以上にかっこよく見え、ますます自分のことを好きだというのが信じられなくなります。
そして、緊張と睡眠不足から映画館で爆睡。気づいたらヤマトの家で寝ていたカケルは、今日のヘマの連続に自信を喪失し、ヤマトになんで自分なんか…と弱音を吐いてします。
またまたヤマトの手癖の早さが出てしまいました(笑)きみないらしくないえっちな展開にドキドキしてしまいました♡
ヤマトと喧嘩し、ミコトと初詣にいったカケルは……?
大晦日の夜、ミコトが家を出ると、ヤマトのことが気になって近くまで来ていたカケルと出会います。ミコトは友達と初詣に行く途中らしく、女の子ひとりだと危ないからと、ヤマトは呼ばずカケルが一緒に行くことにします。
ミコトにヤマトとの喧嘩の経緯を話すと、「兄さんは、なんにもない人を好きにならない」と、カケルを諭します。そして、なぜかヤマトも同じお寺にお参りに来ていて……?
カケルも周りの声に惑わされて自信を失っているだけ。カケルも心の奥底では理解していると思います。そして、場所を選ばずに迫ろうとするヤマトの雄みが可愛いです♡
小学3年生のヤマトの印象は最悪で……?
話は遡り、ヤマトとカケルは小学3年生で出会います。しかし、当時のヤマトは無愛想で頑なな態度だったこともあり、カケルは悪い印象を持っていました。
周りの友達にもそんな態度なので、ヤマトのスマホを誰かに隠されてしまいます。それを知ったカケルは、心当たりがあったのでスマホを回収し、本当の理由は伏せてヤマトに返すと、「ありがとう」と素直に感謝され驚きます。
別の友達から、昔はあんなやつじゃなかったと聞き、考えを改めはじめます。しかし、よく思わないクラスメイトのひとりが、父親のことでヤマトに突っかかりはじめて……?
ヤマトがカケルを好きになる理由がわかります。相手の心に寄り添えて、他人のために怒れるカケルは本当に優しくて強い子です。ここからふたりの小学生時代の話になるので、次もどうなるのか楽しみですね!
試し読みはこちら
「君には届かない5」見どころ・感想
今回はミコトの回でしたね〜!うすうす感じてはいましたが、やっぱりヤマトのことが好きだったようです。
これまで匂わせていただけで確実ではなかったですが、「報われないのわかってて好きなの可哀想」で確定しました!まさか兄のことがラブの意味で好きだったなんて……。
兄弟そろって”君には届かない”想いを抱えてるなんて……ほんとみか先生のお話の構成力が素晴らしすぎです!
ミコトも兄のことずっと気にかけてるから、ヤマトがカケルを好きなことに気づいたんでしょうね。
でもここに来て、ミコトにも新しい恋のフラグが立ちました!この感じだと、保坂がその候補になりそうですね。たぶん瀬尾くんの恋は実らないとみた。笑
そして、ヤマトとカケルの関係はカメのような歩みですが、着実に進展しています。
ヤマトは成長したかと思いきや、感情に支配されてカケルを押し倒してしまうという過ちをまた犯してしまいました〜。笑
あれだけ普段は理性的ですました顔してるのに、カケルのことになると別問題のようです。かなりのむっつりさん。笑
でもクリスマス一緒に過ごせてよかったですね♡
一方、カケルも意識し始めて、クリスマスもヤマトのために予定を空けておく乙女っぷり。
カケルは恋愛経験がないから気づいていないだけで、もうヤマトのこと好きなんだと思いますけどね〜♡
好きになったら相手のこともイケメン度増し増しに見えるだろうし、ほんとカケル見てると可愛すぎてキュンがとまらない。急にヤマトにバックハグした時は、まさかの積極的なカケルに叫びました!!
でも、周りの心無いカケルへの評価に自信をなくしているのが辛い……。
他人の意見なんかに惑わされず、ヤマトの声だけ聞いてほしいです。カケルは人の痛みに気づける優しい子で、それを一番知っているのはヤマトですしね。
次回は、小学生時代の回想エピソードです。幼い頃のふたりが可愛くて、それを見るだけでも価値があります♡
本作も電子で読むことができますので、気になる方はぜひお得に読んでください。
つづきの記事はこちら!
カップリング・登場人物について
コミック「君には届かない。 5」(ブックライブ)
▼メインカップル
大原倭斗(高校生、幼なじみ) × 芦屋架(高校生、幼なじみ)
大原倭斗(おおはら やまと)
秀才のイケメン高校生。濃いまゆげがチャームポイント。
幼なじみのカケル以外には基本塩対応で、人付き合いは少し苦手。
カケルに告白してこの関係が壊れたらと思うとなかなか言い出せなかったが、ひょんなことからカケルに想いを伝える。今はカケルからの返事待ち。
手が早いところがある。
芦屋架(あしや かける)
平々凡々な高校生。成績優秀かつイケメンなヤマトとは釣り合いが取れてないと、周りからも不思議がられている。
明るく素直で、優しい男の子。だれとでも仲良くなれるタイプ。自分のいいところに一番気づいていないのがカケル。
ヤマトが2回目の告白をしてから、真剣にヤマトとのことを考えるようになる。恋愛経験がないので、ヤマトからなにかされる度にテンパってしまう。
▼ヤマトとカケルの同級生
藤野 孝介(ふじの こうすけ)
クラスメイト。彼女がいる。
ヤマトとカケルの仲には気づいてない鈍チン。
天宮 颯一郎(あまみや そういちろう)
クラスメイト。保坂と仲がいい。穏やかな性格で、分別のある良識人。寝相が悪い。
修学旅行でヤマトたちと同じ班になってからよく話すように。
天宮と保坂は、ヤマトとカケルがただの友達ではないことに気づいている。
保坂 唯(ほさか ゆい)
クラスメイト。天宮と仲良し。思ったことをズバズバ言う性格。
修学旅行で同じ班になったとき、ウジウジモード全開だったヤマトのお尻に火をつけた人物。なにかとヤマトにちょっかいをかける。
大人びた発言をすることが多く、どんな経験を積んできたか気になるところ。
▼その他登場人物
大原みこと(おおはら みこと)
ヤマトの妹。兄がカケルを好きなことに気づいている。
ヤマトにそっくりで、あまり表情を表に出さないタイプ。そのせいでクラスの中で浮くことが多い。
嫌いなものにはとことん塩対応。ちょっかいをかけてくる保坂のことが嫌い。
瀬尾悠馬(せお ゆうま)
ミコトのクラスメイト。ミコトのことが好き。
軽率なところがあるが、好きな子に対しては一途。
まとめ
ミコトのヤマトにたいする感情は、兄弟以上のものであることが今回判明しました。報われる恋ではないと理解して、兄の恋路を応援する姿がせつないですね。
そして、ヤマトは感情と理性の間で苦労していますが、カケルのことを大切にしているのが伝わります。清すぎて悶えます!
一方、カケルもヤマトの気持ちに向き合おうと、カケルなりに頑張っているのが微笑ましいです。このままヤマトへの気持ちを自覚してほしいですね!
次回は、ヤマトの恋がはじまるキッカケとなった、小学生時代のお話になります。このもだキュンもまだまだ楽しめそうで嬉しいです。
「君には届かない。5」は電子書籍で読めますので、読んでない方は、ぜひ試し読みしてくださいね〜!
最後に、BL漫画が好きな方にオススメ記事を3つ厳選しました!