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『ひだまりが聴こえる-春夏秋冬-』1〜4巻ネタバレ感想|太一と航平の恋の行方

『ひだまりが聴こえる-春夏秋冬-』1〜4巻ネタバレ感想

文乃ゆき先生の人気BL漫画『ひだまりが聴こえる』。その続編『春夏秋冬』では、恋人同士になった杉原航平と佐川太一が、それぞれの仕事や人間関係、家族の問題に向き合っていきます。

『春夏秋冬』の単行本は現在4巻まで発売中。この記事では、1〜4巻のあらすじとネタバレを含む感想をまとめました。

個人的にずっと気になっているのは、太一が幼い頃から抱えてきた家族への思い。そして、太一を大切にするあまり不器用になってしまう航平の愛情です。

3〜4巻では、就職や職場での人間関係も加わり、二人の関係がさらに試されていきます。

※ここから先は『ひだまりが聴こえる-春夏秋冬-』1〜4巻のネタバレを含みます。

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目次

『ひだまりが聴こえる-春夏秋冬-』は何巻まで?最新刊情報

項目内容
作品名ひだまりが聴こえる-春夏秋冬-
作者文乃ゆき
出版社・レーベルプランタン出版/Cannaコミックス
単行本既刊4巻
最新4巻の発売日2025年9月1日(紙)、9月5日(電子)
カップリング杉原航平 × 佐川太一
主なテーマ恋人同士のすれ違い、難聴と社会生活、
就職、家族との関係

2026年10月27日時点では、単行本の最新刊は4巻です。

一方、5巻に収録される予定のエピソードは分冊版で配信が始まっています。「5巻が発売された」という意味ではないので、単行本派の方はご注意ください。

『ひだまりが聴こえる』シリーズを読む順番

初めて読む方は、次の順番がおすすめです。

  1. 『ひだまりが聴こえる』
  2. 『ひだまりが聴こえる-幸福論-』
  3. 『ひだまりが聴こえる-リミット-』全3巻
  4. 『ひだまりが聴こえる-春夏秋冬-』既刊4巻

    『春夏秋冬』だけでも二人の関係は追えますが、最初の出会いから読むと、航平の変化や太一の言葉の重みがより伝わってきます。

    最初の物語については『ひだまりが聴こえる』原作1巻のネタバレ感想、前シリーズについては『ひだまりが聴こえる-リミット-』全3巻の感想もどうぞ。

    『春夏秋冬』のあらすじ|恋人になった二人の新しい日々

    ネタバレ

    難聴をきっかけに人との距離を置くようになった航平は、大学で出会った明るい太一に救われ、やがて二人は恋人同士に。

    『春夏秋冬』では、太一は手話や情報保障に関わる会社「sign」で働く社会人に、航平は就職活動を控えた大学生になっています。

    すれ違いながらも少しずつ気持ちを伝え合ってきた二人ですが、新しい出会いや仕事、家族の問題によって、また別の難しさに向き合うことになります。

    1巻のあらすじ・ネタバレ|元カノとの再会と新入社員・須藤

    太一が社会人3年目を迎え、航平は就職活動をスタート。

    太一の職場には、難聴の新入社員・須藤敦史が入社します。

    しかも須藤は、以前リュウのゲーム発表会で太一を馬鹿にし、航平と険悪になった人物。太一はその事情をよく知らないまま、教育係として須藤と関わることになります。

    一方の航平は、太一とのデート中に元カノの永奈と偶然再会。

    永奈と太一が交流するようになり、元恋人の存在に太一が動揺する場面も。永奈からの頼み事も加わり、二人の周りがにぎやかになっていきます。

    1巻の感想

    元カノの登場はヒヤッとしましたが、航平の気持ちがまったくぶれないのがいい!

    太一のことを本当に大切にしているのが伝わります。

    航平は嫉妬深いところもあるけれど、それを相手に押しつけまいとする不器用さが、なんとも航平らしい。

    一方の太一は、もう少し自分の気持ちを素直に見つめてもいいんじゃないかな~と思ってしまいます(笑)。

    そして須藤。初登場からなかなかの問題児ですが、彼自身が何を抱えているのかも気になるところです。

    2巻のあらすじ・ネタバレ|太一の父親から突然の電話

    永奈をめぐる一件で仲直りした二人。

    ところがある夜、太一のもとに長年疎遠だった父親から電話がかかってきます。父親は祖父には知らせないでほしいと言い残し、電話を切ってしまいます。

    航平は第一志望の会社「バード」の選考を進みますが、面接で知り合った市橋との間にぎくしゃくした空気が生まれ、就活も一筋縄ではいきません。

    太一の職場でも、須藤が歓迎会の途中で帰ってしまうなど落ち着かない出来事が続きます。

    放っておけない太一は、須藤を追いかけますが……。

    2巻の感想

    何より気になったのは太一のお父さん!

    これまであまり語られてこなかった両親との関係が、ここにきて動き始めました。

    太一は幼い頃、楽しみにしていた両親との約束を仕事の都合で何度も取り消され、寂しい思いをしてきました。

    両親の不仲や離婚も重なり、傷ついた経験があるからこそ、人の気持ちに敏感になったのかもしれません。

    明るくて誰とでもすぐ仲良くなれる太一ですが、自分自身のつらさには鈍感なところがあるように感じます。あの笑顔の裏を想像すると切ない……。

    だからこそ、そんな太一の弱い部分にも気づこうとする航平がいて本当によかった。

    太一一筋の航平には、これからもしっかり支えてあげてほしいです。

    須藤も、態度の悪さだけでは片づけられない人物なのかもしれません。

    以前はギターを弾いていたようですし、聞こえ方の変化によって諦めたことがあるのでは、と考えてしまいます。

    ただ、それで人を傷つけていいわけではないんですよね。

    また、航平の就活を通じて出会う高橋さんや市橋くんも気になる存在。

    文乃先生は、脇役にもそれぞれの事情や感情があって、単純な善人・悪人に見せないのが本当に上手です。

    3巻のあらすじ・ネタバレ|航平のインターンが始まる

    航平は念願の「バード」から内定をもらい、インターンシップに参加することになります。

    喜ばしいスタートのはずが、待っていたのは癖の強い先輩たち。

    仕事の進め方やコミュニケーションをめぐって戸惑う場面もあり、難聴のある航平は新しい環境で試行錯誤していきます。

    恋人としてだけでなく、一人の社会人になるために歩き出す航平。

    その一方で、太一の職場にいる須藤の存在は、二人にとって不穏な火種になっていきます。

    3巻の感想・考察

    3巻で特に印象的なのは、航平が「守られる側」にとどまらず、自分で働く場所を選び、そこで壁にぶつかっていくところです。

    大学では何とかやれていたことも、会社という組織に入ると難しくなる。

    相手には悪気がなくても、聞こえ方や必要な配慮を理解してもらえなければ、会話も仕事もスムーズには進みません。

    そこに航平の努力だけでは解決できない問題があるのだと思います。

    インターン先の先輩たちとのやりとりは、もどかしく感じるところ。

    けれど、最初から何でもわかり合える関係ばかりではないのが、この作品らしいリアルさですね。

    かつては人と関わること自体を避けていた航平が、就職という大きな一歩を踏み出している。その成長を思うと感慨深いです。

    太一と出会ったことで変わった航平が、今度は自分の力で世界を広げていく姿を応援したくなります。

    そして、須藤の存在はやっぱり気になる!

    2巻の時点では、彼にもつらい事情があるのではと考えていましたが、人を傷つける振る舞いまで許されるわけではありません。

    太一の優しさが、思わぬすれ違いにつながらなければいいのですが……。

    4巻のあらすじ・ネタバレ|二人の関係を知った須藤と太一の誕生日

    4巻では、太一の会社の後輩・須藤が、太一と航平の恋人関係を知ってしまったことが大きな問題になります。

    航平は須藤を警戒しますが、太一にはその理由が十分に伝わらず、二人の間にも温度差が生まれます。

    お互いを大事にしているのに、何を話し、どこまで踏み込めばいいのかが難しいのです。

    さらに、内定先での活動が始まった航平と仕事に忙しい太一は、なかなか会えない日々を過ごします。

    そんな中で迎える太一の誕生日。離れている時間が、会いたい気持ちをいっそう強くしていきます。

    4巻の感想・考察

    2巻で「須藤が二人の関係を勝手に暴露しないか心配」と思っていたのですが、4巻ではまさに二人の秘密が須藤に知られる展開に。

    ここは本当にハラハラします!

    須藤も難聴による生きづらさを抱えてきた人物なのかもしれません。

    でも、自分が傷ついてきたことと、ほかの人を傷つけることは別問題。

    太一が誰にでも分け隔てなく接するのは長所ですが、航平がなぜ須藤を警戒するのか、もう少しちゃんと聞いてあげてほしいと思いました。

    逆に航平も、太一を守りたい一心で自分だけで抱え込みすぎてしまうところがありますよね。

    恋人だからこそ、相手を心配させまいと黙ってしまう。

    そんな二人の不器用さが、もどかしくも愛おしいです。

    一方で、太一の誕生日をめぐる二人のやりとりにはキュンとします。

    離れていてもどうしても会いたい。その思いが京都での再会へとつながる流れは、二人の気持ちの強さを感じるところです。

    派手な甘さよりも、会いたいという切実な思いが胸に響きます。

    ずっと一緒にいてほしい二人だけれど、ただ相手を好きなだけでは解決できないこともある。

    4巻は、恋人として次の段階に進むための課題が浮き彫りになる一冊だと感じました。

    須藤をめぐる問題も含め、この先二人がどう向き合っていくのか気になります!

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    『春夏秋冬』で注目したい3つのポイント

    太一の明るさと、幼少期から抱えてきた寂しさ

    太一の魅力は、相手の立場や肩書きにとらわれず、まっすぐに向き合えること。

    でも、幼少期に両親との約束を何度も破られた過去を知ると、その明るさの見え方も変わってきます。

    人を元気にできる太一自身が、つらい時に誰かに頼れるようになってほしい。

    航平との関係は、太一にとっても安心できる居場所になってほしいですね。

    航平の就職活動と、職場でのコミュニケーション

    『春夏秋冬』では恋愛だけでなく、難聴のある航平が就職活動やインターンに挑む様子も丁寧に描かれます。

    必要な配慮は人によって異なりますし、「相手のため」と思ってしたことが必ずしも本人の望む支援になるとは限りません。

    だからこそ、一方的に決めつけず、本人と話すことの大切さが伝わってきます。

    航平と太一は、気持ちを言葉にして伝えられるのか

    二人とも相手のことが大好き。

    それなのに、相手を思うほど本音を飲み込み、すれ違ってしまうことがあります。

    航平は守ろうとして抱え込み、太一は周囲に気を配るあまり、航平の不安に気づけないことも。

    お互いを大切にする気持ちは十分あるからこそ、これからは遠慮せずに話してほしい! と応援したくなります。

    『春夏秋冬』の主な登場人物

    BL作品の登場人物・カップリング

    カップリング:杉原航平×佐川太一

    杉原航平(すぎはら こうへい)・攻め

    中学生の頃に難聴になり、人との関わりを避けるようになった大学生。

    太一との出会いを経て少しずつ前向きに変化し、『春夏秋冬』では就職活動からインターンへ。

    普段は口数が少ないものの、太一への愛情は深く、嫉妬深い一面もあります。

    佐川太一(さがわ たいち)・受け

    手話や情報保障に関わる会社「sign」で働く社会人。

    明るく裏表のない性格で、困っている人を放っておけません。

    祖父に育てられた過去があり、両親への複雑な気持ちも抱えています。

    須藤敦史(すどう あつし)

    太一の職場に入ってきた難聴の新入社員。

    太一の教育を受けながらも反発する場面があり、航平とも過去に因縁があります。

    二人の恋人関係を知ることで、物語の緊張感を高める人物です。

    高橋雷音(たかはし らいおん)

    航平が志望する会社「バード」の採用担当者。

    個性的な雰囲気を持ち、航平が新しい世界へ踏み出すきっかけになる存在です。

    桜上マヤ・千葉リュウ・千葉祐一・天童

    二人を取り巻く友人や仕事仲間。

    それぞれが聞こえ方や人との距離感にまつわる経験を持っており、航平と太一の考え方にも影響を与えていきます。

    『ひだまりが聴こえる-春夏秋冬-』の評価・おすすめポイント

    項目評価
    BL初心者へのおすすめ度★★★★★
    甘さ・キュン★★★☆☆
    切なさ★★★★☆
    感動★★★☆☆
    濃厚な描写☆☆☆☆☆
    総合満足度★★★★☆

    ※評価は当ブログの主観によるものです。

    「甘いシーンがずっと続くBLが読みたい」という方には少しじれったいかもしれません。

    一方で、人物の心情や少しずつ変わる関係を丁寧に楽しみたい方には、ぜひ読んでほしいシリーズです。

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    よくある質問

    『春夏秋冬』は何巻まで発売されていますか?

    単行本は4巻まで発売されています。

    最新4巻の紙版は2025年9月1日、電子版は同年9月5日に発売されました。

    『春夏秋冬』の5巻は発売されていますか?

    2026年10月27日時点で単行本5巻は未発売です。

    ただし、5巻に相当するエピソードの分冊版は配信が始まっています。

    単行本版と分冊版を間違えて重複購入しないように注意してください。

    『春夏秋冬』から読み始めても大丈夫?

    二人の関係を楽しむことはできますが、『ひだまりが聴こえる』→『幸福論』→『リミット』→『春夏秋冬』の順番で読むと、これまでの出来事や気持ちの変化がより深く理解できます。

    『春夏秋冬』は完結していますか?

    単行本4巻で物語全体が完結したわけではありません。

    分冊版では続きのエピソードが配信されています。

    まとめ|最新4巻までの展開に、ますます二人を応援したくなる

    『ひだまりが聴こえる-春夏秋冬-』は、恋人同士になった航平と太一が、仕事や家族、新しい人間関係の中で少しずつ成長していく物語です。

    1〜2巻では、太一の父親との関係や須藤の登場、航平の就職活動が気になる展開に。

    3巻では航平が職場の現実に向き合い、4巻では二人の秘密を知った須藤や、なかなか会えない恋人同士のすれ違いが描かれます。

    太一の明るさも航平の一途さも大好きだからこそ、二人にはもっと素直に気持ちを伝え合ってほしい!

    甘いだけではない、じっくり心に残るBLを読みたい方におすすめです。

    シリーズを最初から振り返りたい方は、原作1巻の感想や『リミット』全3巻の感想もあわせてご覧ください。

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