ハル先生の「4月の東京は…」上下巻の感想です!
実写ドラマ化が決定し、2023年6月15日(木)よりMBSの「ドラマシャワー」枠で放送されました。
ドラマのキャスト情報も紹介していますのでご覧ください。
- 夜明けの腐女子・男子さん
- 同級生のせつない両片思いにグッとくる
- 大型わんこ攻めと健気美人受けのカップリングが好き
国内最大級の品揃え「DMMブックス」
タップできる目次
おすすめ評価
評価基準 | 星評価(5段階) |
---|---|
BL初心者おすすめ | ★☆☆☆☆ |
エロ・濃厚度 | ★★★★★ |
せつない | ★★★★★ |
シリアス | ★★★★★ |
キュン | ★★★★☆ |
満足度 | ★★★★☆ |
原作コミックス情報
ジャンル
- 同級生
- 社会人(リーマン)
- メガネ男子
- わんこ攻め
- イケメン攻め
- 天然攻め
- 執着攻め
- 美人受け
- 黒髪受け
- 健気受け
- 不憫受け
- ゲイ受け
- シリアス
- せつない
- あまあま
- 成人向け
せつなくて泣けるBLコミックの紹介もしています。
ここからネタバレを含みます。お気をつけください。
「4月の東京は…」あらすじ・ネタバレ
ここから先はネタバレを含むのでお気をつけください。
あらすじ
和真はアメリカの大学を卒業後、東京の会社に就職し、偶然にも社内で初恋の人・蓮に再会します。
蓮は相変わらずの美しさで、10年ぶりの再会にはしゃいでしまった和真ですが、蓮は予想に反しクールな対応です。
和真と蓮は中学生の頃に出会い、和真の初恋は蓮でした。しかし、ある事件をきっかけに2人の関係は壊れてしまい……?
中学2年生のある日、和真は知らない男性と蓮がホテルに入るところを阻止します。和真は「ただセックスがしたいなら、俺としよう!」と必死に蓮にすがります。蓮も何か思い詰めた様子で、その夜ふたりは初めて関係を持ちます。
しかし、高熱を出した和真はその後、病院へ搬送され、集中治療室で生死の淵をさまよいます。蓮と和真の保護者が駆けつけ、和真の容体を見守る中、蓮は「和真に無理やりセックスさせた」と説明し、その日以降、2人は引き離されてしまいます。
両親の事実上の勘当により蓮がフランスへ転校させられる直前、最後に和真と会いたいと自ら手首を切って入院。その後、隙をみて蓮は和真の病室を訪れ、最後の別れをしました。
しかし、和真にはその間の記憶がありません。長い間、昏睡状態で意識を取り戻した時には蓮は既に去ったあとでした。そして、偶然にも就職先の東京で和真は再び蓮と再会し、友人として関わるようになります。
しかし、ゲイでフランス留学時代の友人・八神と蓮の仲が良さげな雰囲気に、和真は不安を感じます。
そんな中、いつになく酔った蓮は、和真と再び身体の関係を持ってしまいます。翌日、蓮は過去の出来事を思い出し、和真に「セフレになろう」と提案しますが……?
中学生の出来事にしてはヘビーすぎ。そして、蓮が健気すぎて涙でる…。両方思いは明白なんだけど、お互いに言い出せないのがもどかしいです。でも最後はハッピーエンドなので安心してくださいね!
「4月の東京は…」感想・見どころ
ドラマ実写化にあたり読み返してみました……やっぱりせつなすぎる!!
同級生のピュアラブかと思いきや、かなりシリアスな展開の重たいストーリーです。
蓮が抱えていたものがとてつもなく大きいものだったことがわかり、涙が止まりません。
蓮は報われない恋を承知で、それでも和真に会いたくて東京に戻ってくるんですよ?
いつか彼女ができて子供ができることも覚悟の上で和真と体をつなぐんですよ?
トラウマレベルで思い出したくない記憶のはずなのに、それでも和真が好きで、側にいたくてセフレ関係にすがるんですよ?
蓮が健気すぎて……泣かずにはいられないです。
一方、和真も蓮のことを探しまわっていて、それでも見つけることができないから就職をきっかけに東京に戻ってきます。
14歳という多感な時期なので、友情か恋なのか区別もつかないですし、突飛もないことをやったりする年頃ですよね。
振り返ってやっとあの時の気持ちは「恋」だったと気づきます。
上巻の冒頭で、和真は「東京は初恋の人がいた場所だった」ということから、今ははっきりと蓮への気持ちを理解し、覚悟をもって東京に来ているのがわかります。
上下巻通して何度もすれ違いますが、最後はハッピーエンドの大団円で幕を閉じるので心からふたりを祝福しました!
最後、和真の母親がふたりの関係について肯定的だったのも泣けました。
てっきりふたりの邪魔をするヒール役かと思っていたのですが、離婚を経験したからこそ「ふたりの絆」の凄さがわかるというのが、すごく納得感がありました。
真田部長に関しては論外です。語るべき人物に値しないクズなので。
この作品、BLとしては素晴らしいんですが、ここでひとつ疑問が湧いてきます。
「果たしてこれだけ濃密なBLを実写化できるのだろうか……?」
14歳のふたりの関係描写は絶対に外せないですけど、あの衝撃事件をリアルに表現はできないし、えちシーンもかなり多いのでさすがに全部は出来る気がしません。笑
ドラマ用の脚本に変えると思いますが、どこまで原作に沿ってやるのか気になります。
いずれにせよ、ドラマの放映を楽しみにして待ちたいと思います!
BLコミック「4月の東京は…」は電子で配信中です!
「4月の東京は…」ドラマ情報・キャスト
ドラマの基本情報は以下の通りです。
話数 | 全8話 |
放送年 | 2023年 |
監督 | 石橋夕帆、本田大介、岸田雅喜 |
原作 | ハル『4月の東京は…』(大洋図書 刊) |
脚本 | 三津留ゆう、石橋夕帆 |
OP主題歌 | あたし「イベリス」 |
ED主題歌 | 林 和希「One Day」 |
出演 | 櫻井佑樹、髙松アロハ、古川毅、綾乃彩ほか |
2023年6月15日(木)よりMBSの「ドラマシャワー」枠で放送されました。
詳しくはこちらからご覧ください。>>MBS公式サイト「4月の東京は…」
ドラマのネタバレ感想はこちら
カップリング・登場人物
続編コミック「東京 ─四季─」(DMMブックス)
▼カップリング
滝沢和真(人事、25歳) × 石原蓮(デザインチームリーダー、25歳)
滝沢和真(たきざわ かずま)
日本生まれ、アメリカ育ちの帰国子女。日本語、英語、中国語が話せる。
中学2年生の時、親の離婚により母親とともに東京に引っ越す。中学3年生の途中からアメリカに戻り、大学卒業までを過ごす。
初恋の人である蓮に会えるかもしれないと思い、就職先は東京と決めていた。事故以降の蓮のことについて誰も教えてくれず、ずっと探していた。
石原蓮(いしはら れん)
大病院の跡取りの次男として生まれる。
和真が昏睡状態になる事故が原因で、蓮はフランスの伝統的なアートスクールに留学させられる。事実上の勘当だった。
一念発起し、有名な賞を獲得するほど蓮の才能が開花。様々な業績をひっさげて東京の広告代理店に就職し、異例の出世でアートディレクターになる。蓮も和真の行方を探していた。
▼その他登場人物
八神龍之介(やがみ りゅうのすけ)
蓮の留学先でできた友人。龍之介も東京で働いており、同じ業界で活躍している。
ゲイの龍之介は何度か蓮と肉体関係を持とうとしたが、蓮の心の傷が思いの外ひどく吐いてしまいできなかった。蓮はあの事件以降、誰ともセックスできなかったことが判明する。
真田部長(さなだぶちょう)
人事部長。パワハラ・セクハラの常習犯。
最初は和真もターゲットになり、自分のミスを和真のせいにしようとしたところ、蓮に助けられた。人間のクズ。
まとめ
不運な事故により引き裂かれてしまうも、一途に思い続けるふたりに涙しました。
「4月の東京は…」は6月15日より実写ドラマが放映開始です!
原作はかなりシリアスで際どい描写が多いですが、ドラマの脚本がどう変わっているか気になるところです。楽しみにして放映を待ちたいと思います!
原作コミックは電子で配信中なので、好きな電子書籍サイトで試し読みしてくださいね。
最後に、BL漫画が好きな方にオススメ記事を3つ厳選しました!