木下けい子先生の「恋をするなら二度目が上等」の感想です。
2024年3月5日(火)からMBS/TBSドラマイズム枠で実写ドラマ化が決定しました!
オーバー30男子の一筋縄ではいかない大人の恋が実写ではどうなるのか気になります。
この記事では、原作漫画のあらすじや感想のほかに、ドラマ情報や木下先生のオススメ作品も紹介しています。
- ビターで大人なBLマンガを読みたい
- 一筋縄ではいかない恋の駆け引きを楽しみたい
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「恋をするなら二度目が上等」祝・実写ドラマ化!
2024年3月5日(火)〜放送開始!
MBS:毎週火曜 深夜0:59~
TBS:毎週火曜 深夜1:28~
ストーリー
ビジネス誌の編集者・宮田晃啓(長谷川慎)は、新しいコラムの執筆依頼のため、売れっ子大学准教授・岩永崇(古屋呂敏)のもとを訪れる。しかしそれは、黒歴史と化した高校時代に別れた、《初恋相手》だった―!
キャスト
放送年 | 2024年 |
監督 | 安川有果、のむらなお |
脚本 | 綿種アヤ、安川有果 |
オープニング 主題歌 | Mel「コヨイノウタ」 (HPI Records) |
エンディング 主題歌 | Ayumu Imazu「BANDAGE」 (WARNER MUSIC JAPAN) |
出演 | 宮田晃啓/ 長谷川慎 岩永崇/ 古屋呂敏 白石優人/ 髙松アロハ 福田 あこ/ 永瀬莉子 椙本 恭介/ 白石隼也 |
おすすめ評価
原作マンガの読後の評価です。
評価基準 | 星評価(5段階) |
---|---|
BL初心者おすすめ | ★★★☆☆ |
エロ・濃厚度 | ★★★☆☆ |
笑える | ★★★☆☆ |
せつない | ★★★★☆ |
キュン | ★★★☆☆ |
おすすめ度 | ★★★★☆ |
ジャンル
- リーマン
- 先輩後輩
- 年上攻め
- イケメン攻め
- 俺様攻め
- 年下受け
- 黒髪受け
- 強気受け
- 健気受け
- せつない
- 攻めザマァ
ここから先はネタバレを含むのでご注意ください。
「恋をするなら二度目が上等」あらすじ・ネタバレ
ビジネス雑誌の編集をしている宮田晃啓は、連載記事を書いてもらうため大学で准教授をしている岩永崇のもとを訪れる。岩永指定の小洒落たカフェに行くと、そこには忘れたくても忘れられない高校時代の初恋相手が座っていた。岩永の苗字が変わっていたので、宮田は会うまで気づかなかったのだ。
高校当時、岩永は地元の名家として知られる有名人。独特の雰囲気があり、顔もよく、頭もよく、純粋無垢だった宮田は、岩永に憧れ以上の好意を抱いていた。そして、交流を続けるなかで岩永との駆け落ちを約束してしまうほど、ミステリアスな岩永に夢中になってしまう。
担当編集として宮田をとても気に入った岩永は、次回以降の打ち合わせは直接対面で行いたいと希望。黒歴史を忘れたい一心の宮田は、正直気が重かったが、仕事だと割り切ることにした。
打ち合わせ中、ビジネスライクに進めたい宮田に対し、岩永は過去の話を切り出してくる。駆け落ち当日に宮田が来なかったこと、そして冬休み終わりに何も言わずに転校してしまったこと…。宮田も、「本当は俺のこと好きでもなかったくせに。からかって遊んでたんだろ」と言い返す。2人の間には大きな隔たりがあるようで、打ち合わせにならないと判断した宮田はそのまま切り上げた。
そんなことがあったので担当の変更希望があるかと思いきや、岩永はそのまま宮田を指名し、それ以降もなにかと直接会おうとしてくるようになる。ある日、岩永が大学内での直接打ち合わせを希望したので待ち合わせ場所で待っていると、岩永の助手・白石優人が現れる。岩永が遅れてくることを伝えに来てくれたようだが、なんだか気まずい。
白石は2人が高校時代の先輩後輩であることや仲がよかったことを岩永から聞いたと言うので、宮田も愛想よく返答していると、いきなり豹変し、岩永に手をだすなと警告しはじめる。宮田はこれ以上、2人の痴話喧嘩に付き合っていられないと思うも、白石を見て『はじめての相手は特別』というのが痛いほど理解できた。
本当に岩永の担当を続けられる自信がなくなった宮田は、岩永に担当替えを申し出る。真剣な様子に納得した岩永は、「最後になるかもしれないから…」と夕食に誘う。押しに負けた宮田はしぶしぶ蕎麦屋で一緒にご飯を食べることに…。
岩永の白石に対する態度が、高校生の宮田に対するものと同じように感じた宮田は、お酒の力も借り岩永に不満をぶちまける。しかし、酔いが回りすぎて寝てしまい、次に目を覚ますと岩永の部屋だった。
急いで帰ろうとするも、外は大嵐。タクシーも電車も無理そうだと判断し、このままお泊まりすることに…。シャワーを浴びたあと少し警戒している宮田に、岩永は「僕だって心をみだされることがある」と宮田を落としにかかろうとしてーー?
「恋をするなら二度目が上等」感想
私好みの大人なラブストーリーでした!
若かった10代の頃とは違い、色々な現実を踏まえ冷静に考えられるようになると、素直に『好き』という気持ちだけでは動けないことにすごい共感できます。
攻めの岩永教授がほんとクセ者で最後まであまり本音が見えないキャラでした。正直、苦手です。
家柄や環境のせいもあると思うけど、それにしても振り回しすぎ!
宮田の言う通り、岩永は人の恋心を軽く扱いすぎですよね。
白石くんだって「恋人になれなくていい」とは言ったけど、そんなわけないじゃない!教授という立場を利用して、いたいけな学生の恋心を弄ぶのは許せないですね。
でも、こういう遊んでそうな大人ほど余裕があって魅力的に見えるのはわかります。笑
高校生の宮田くんもそういうところがイイと思って、岩永にぞっこんだったんでしょうね。
当時の宮田くんが純粋でかわいいこと!こういう純朴でスレてない受けを描くのが木下先生はうまいです。
東京で働いて10年も経つと、あんな健気で可愛かった宮田くんが岩永に平然と言い返すくらいにまでなります。
私的にはもっと言ってやったらいいと思いますが、初恋の人だとあれが限界かもしれませんね。
宮田くんの中で『また恋に落ちるかもしれない』という不安があるからこそ、過剰な防御線を張って自分を守ろうとしているんですよね。わかります。
ですが、それを見透かしている岩永がムカつく!
マンガだから応援しますけど、リアルな恋愛だと絶対引っかかったらダメなタイプの男なので、宮田くんにやめときなって諭すと思います。笑
でも、なんでも『はじめて』って特別なんですよねー。特に思春期で駆け落ちまで約束した相手だと尚更だろうなと思います。
社会人もある程度経験して、現実もわかってきて、あの思い出が”厨二病”だったと冷静に理解できても、本人を目の前にして否応なく動かされる感情の前では抗えないんだと思います。
岩永の思うとおりに体を許すも、「付き合うとか考えてない」ってサラッと言える宮田くんに拍手を送りたい!
当時はできなかった、先輩を翻弄する術を身につけた宮田くんがかっこいいです。さすが東京の荒波に揉まれてきただけあります。
その後も紆余曲折ありますが、宮田くんが主導権を握っていく展開にスッキリです。
もう少し宮田くんに夢中で仕方ないって態度を岩永に見せてほしかったですが、結局宮田くんに助けてもらうラストで溜飲が下がりました。これぞ『攻めザマァ』です。
緩急がついたおもしろい作品なので、未読の方はぜひ読んでください。とてもオススメです!
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BL漫画におすすめの電子書籍はこちらでも詳しく解説しています。
「恋をするなら二度目が上等」相関図・カップリング
引用元:「恋をするなら二度目が上等」(DMMブックス)
▼カップリング
岩永崇(クセモノ大学准教授)×宮田晃啓(出版社編集者)
↓カッコ内の名前は実写ドラマで演じられる俳優さんの名前です。
岩永崇(古屋呂敏)
32歳。売れっ子大学准教授。
飄々とした態度で本音を明かさない食わせ者。
再会した宮田にあの手この手で言い寄る。
宮田晃啓(長谷川慎)
30歳。ビジネス誌中堅編集者。
高校時代は岩永に純粋な恋心を抱いていたが、年齢を重ねて現実思考に。
岩永にはもう振り回されないと固く誓う。
▼その他登場人物
白石優人(髙松アロハ)
25歳。岩永の助手。
岩永に好意を寄せており、宮田をライバル視している。
福田 あこ(永瀬莉子)
29歳。宮田の彼女。
年齢的にも結婚したいと思っているが、仕事のことしか考えていない宮田に少し嫌気がさしている。
椙本 恭介(白石隼也)
34歳。スギモトワイナリーの代表。
ビジネス誌の取材で宮田に接近する。
木下けい子先生のオススメ漫画
木下けい子先生はキラキラした王子様系男子を描くのがお上手で、「恋をするなら二度目が上等」のほかにも人気シリーズをいくつも抱えている売れっ子作家さんです!
そんな木下先生のおすすめ作品を紹介したいと思います。
京極家シリーズ
引用元:「京極家の結婚」(DMMブックス)
俳優の息子×政治家秘書の偽装結婚からはじまる恋。ワケあってちびっ子と三人一緒に暮らしていて、その様子にほっこりします。仕事一筋の真面目な受けに対し、攻めはキラキラ華やかなタイプで日中は主夫業をこなすんですが、夜は立場が逆転するのがたまりません!
現職の法務大臣を父親に持ち、その秘書を務める京極誠志郎は困惑していた。異母弟の礼央と一緒に暮らすことも!突然再会した、元同級生の京極尊に秘密を握られたことも!!そのうえ、尊と偽装結婚する流れになってしまったことも!!!礼央も尊も命に代えても守る。そう尊に宣言した誠志郎だが、協力する条件として尊に押し倒されて…嘘から愛は生まれるのか?
灰かぶりコンプレックス(6巻完結)
引用元:「灰かぶりコンプレックス」(DMMブックス)
まさにシンデレラストーリー。すべてが完璧な王子様・直純と一般人代表・智紀との格差が半端ないのですが、それが見ていておもしろい。徐々に腹黒王子が智紀のかわいさにハマっていくのが見どころです。完落ちしたあとの直純のデレが最高に悶えます!
恋人がいない歴=年齢の智紀は、SNSで出会った「ミチルさん」に恋をしていた。優しくて、教養があって、ハンサムで、思いやりがある、ミチルさん(まだ会ったことはない)そんなある日、街でミチルさんを見かけた智紀は、一生分の勇気をふりしぼって声をかけた!そして、デートをすることになったのだけど……かっこいいしスマートだけれど、なんだか意地悪で!?
まとめ
仕事相手は駆け落ちを約束して別れた、高校時代の元・恋人。理想、現実、プライド…でもやっぱり初恋が忘れられない?!
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大人のビターな恋模様を堪能できるのでぜひ楽しんでくださいね!
さいごに、BLマンガ好きな方にオススメ記事を3つ厳選しました!